フューチャー・デザイン
将来世代から感謝される社会の設計

2025.2.8.Sat. 19:15-12:00

京都先端科学大学
国際学術研究院
特任教授 西條辰義

講義の概要と目的

戦争や気候変動など将来世代に重荷を背負わせる「将来失敗」が加速しています。どうすればよいのでしょうか。私たちは、「目先の利益を差し置いてでも、将来世代のしあわせを目指すことでしあわせを感じる」という性質を持っているのではないのでしょうか。これを「将来可能性」と名付けけ、フューチャー・デザイン(FD)は、将来失敗を回避するために、私たちが将来可能性を発揮できる社会のデザインをめざしています。将来可能性を発揮するには、「今」から「将来」ではなく、「将来」から「今」をデザインする手法が有効であることを発見しています。あなたも、将来にタイムトラベルし、仮想将来人になって今をデザインしてみませんか。

この研究が世の中をどのように変えるのか、どんなインパクトがあるのか

これまでの考え方・ものの見方では、にっちもさっちもいかないところに、FDで将来可能性を発揮すると、新たな考え方やものの見方が見えてきます。FDではさまざまな仕組みを開発していますが、これらの仕組みは、いわば、フラクタルです。つまり、小さなグループから始まり、G7や国連でも使える仕組みの開発をめざしています。ご自身の将来をどうすればよいのか悩んでおられる若い皆さん、インフラの維持に苦しむ市町の皆さん、どのようなイノベーションを起こせばよいのか悩んでおられるエンジニアの皆さん、市町・県・国の財政の行方に腐心なさっておられる皆さん、戦争を止め、平和なビジョンを構築できるはずの世界の指導者の皆さんなどです。

講師プロフィール

経歴
1985年、ミネソタ大学大学院経済学研究科Ph.D. オハイオ州立大学、カルフォニア大学サンタバーバラ校、ワシントン大学セントルイス、筑波大学、デューク大学、大阪大学、UCLA, 高知工科大学フューチャー・デザイン研究所、一橋大学、総合地球環境学研究所などを経て京都先端科学大学。日本学術会議会員(第23・24期)。国際学会 Economic Science Association副会長(2010-14)、一般社団法人フューチャー・デザイン代表理事(2021-)。研究情報:Google Scholar.

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