高齢社会を支えるテクノロジー
高齢期のウェルビーイングとテクノロジーのこれから

2025.2.14.Fri. 12:55-14:00

東京大学大学院
情報理工学系研究科
教授 二瓶美里

講義の概要と目的

少子高齢化が進む日本においては、介護が必要な高齢者の増加や核家族化の進行による高齢者の単身世帯や夫婦世帯のみの世帯の増加、介護による離職などが社会問題となっている。そのような背景の下、高齢期に地域社会で快適に活力ある生活を維持していくために、テクノロジーに大きな期待が寄せられている。本講義では、高齢者の多様な暮らしのニーズとそれらを支える技術について、介護保険制度における福祉用具やアクセシブルデザインから先端技術を用いた介護テクノロジー、モビリティ技術までを俯瞰的に説明する。また、これからの少子高齢社会におけるウェルビーイングとテクノロジーの在り方ついて議論することを目的とする。

この研究が世の中をどのように変えるのか、どんなインパクトがあるのか

世界各国で高齢化が進行しており、社会保障制度や経済活動への影響が大きくなることが予想されている。日本は世界に先駆けて高齢化と長寿化が進んでいる国であることから、高齢者会が直面する多種多様な課題を、テクノロジーを活用していかに乗り越えるか、世界中が解を求めている。少子高齢社会を多様な視点から捉え、それを支えるテクノロジーの可能性と限界を示していくことがこれからの持続可能な社会において必要であると考える。

講師プロフィール

経歴
東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 教授(兼:高齢社会総合研究機構、多様性包摂共創センター、工学部機械情報工学科)2007年早稲田大学大学院生命理工学専攻博士課程修了、博士(工学)。2001年国立障害者リハビリテーションセンター研究所流動研究員、2004年早稲田大学COE客員研究助手、2007年東京大学大学院工学系研究科助教、2013年同講師、2020年同大学院新領域創成科学研究科准教授、2024年4月より現職。専門は、福祉工学・生活支援工学・ウェルビーイングエンジニアリング・ジェロンテクノロジー。

Day12025.2.7 Fri.
人口減少社会

Day22025.2.8 Sat.
人口減少時代の都市デザイン、地方創生

Day32025.2.14 Fri.
少子化と超高齢化

Day42025.2.15 Sat.
多文化共生、日本の目指す未来は?

お申し込みはこちら

お申し込みは下記ページのエントリーフォームよりお願いいたします。

お申し込みはこちら

初めての方でもお気軽にお問い合わせください

お問い合わせはこちら

Tel. 075-753-5158

受付時間:平日 9:00〜17:00



Mail. info@elp.kyoto-u.ac.jp