日本と世界の人口動向と人口減少の様相
地球規模の人口変動から見た人類の将来像と
社会の変革に向けて

2025.2.7.Fri. 11:15-12:50

国立社会保障・
人口問題研究所
所長 林玲子

講義の概要と目的

国連人口部推計によれば、2085年以降世界人口は減少に転じるとされています。アフリカではまだ人口増加が著しいものの出生率は低下し続けており、アジア・ラテンアメリカでは少子高齢化対策が課題となってきました。人口減少は日本に限らず、東ヨーロッパや韓国、中国、タイですでに生じており、今後人口減少国はさらに増えていくことが見込まれています。短期的には人口減少にどのように対応するのか、長期的には人類社会が持続可能であるための方策とは何かについて、人口を構成する出生・死亡・移動を軸に、実態と見通し、また関連する施策を解説します。

この研究が世の中をどのように変えるのか、どんなインパクトがあるのか

50年、100年前の暮らしと比べ現在の日常生活は大きく変貌したのと同様、今後50年先、100年先の社会は想定外の大きな変動があり得ます。人口減少の流れを止めるのは短期的には難しいかもしれませんが、より長期的な視点を持って向かうべき方向を定め、希望を持てる社会への変革を進めていくために必要な、足元の人口動向や将来の見通しを示します。

講師プロフィール

経歴
東京大学保健学士・修士、東京大学工学士(建築)、パリ大学修士、政策研究大学院大学博士(政策研究)。セネガル保健省大臣官房技術顧問、東京大学GCOE「都市空間の持続再生学の展開」特任講師、国立社会保障・人口問題研究所国際関係部長、副所長を経て2024年より現職。健康と長寿、国内・国際人口移動、人口と開発、人口政策等に関わる研究を行っている。アジア人口学会会長(2022-2024)、厚生労働省社会保障審議会統計分科会疾病・障害及び死因分類部会員、生活機能分類専門委員会委員、出入国在留管理庁外国人との共生社会の実現のための有識者会議構成員、国連人口開発委員会政府代表団員などを務める。
詳細はhttps://researchmap.jp/reikohayashiをご覧ください。

Day12025.2.7 Fri.
人口減少社会

Day22025.2.8 Sat.
人口減少時代の都市デザイン、地方創生

Day32025.2.14 Fri.
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Day42025.2.15 Sat.
多文化共生、日本の目指す未来は?

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