メタバースのビジネス活用
アートやゲーム・エンタメ以外でメタバース活用できるか

2023.2.4.Sat. 11:00-12:30

アクセンチュア株式会社
インダストリーX本部
プリンシパル・ディレクター
廣澤篤

講義の概要と目的

SF小説・映画で描かれ続けてきたメタバースが、昨今多く展開されているゲームやコンテンツ展示のための単純なバーチャル空間で留まってしまうのか、それとも、スマートフォンのようなパラダイムシフトを起こすキーテクノロジーとなるのかを考えます。まず、メタバースの構成技術である、VR技術(HWやゲームエンジン)、ブロックチェーン/DAO(分散型自律組織)/NFT(非代替性トークン)、WEB3などの理解を深め、どのようなユーザー体験を実現できるのかを考えます。メタバースをビジネス推進のためにどのように活用するのかではなく、次世代ビジネスをアイディエーションする際、メタバースおよび構成技術を活用できそうだよねって、気付くことができる素養をお持ち帰り頂きたいです。

この研究が世の中をどのように変えるのか、どんなインパクトがあるのか

最新テクノロジーの活用はあくまでも目的(WHAT)ではなく“HOW”でしかないです。AI活用やDX推進のように、メタバースと構成技術のどのように活用しようかと考えてしまうと、一昔前の広告だらけのセカンドライフのような一過性のサービスとしかならないです。ふとした、「あんなものが欲しい」とか、「こうあって欲しい」といった、自分事のアイディアが、大きなビジネスの種となり得る時代はまだまだ続くため、今後作り上げようとされるビジネスに対しての最新技術のフィージビリティを抑えておくことは重要です。メタバースの活用、バーチャル空間におけるビジネスは、まだまだ黎明期ですので、先行者優位を獲得できるチャンスはまだまだあります。

講師プロフィール

経歴
2004年、アクセンチュア入社。クライアント企業の新製品・サービス開発(SW/HW)を、アイディエーションから、試作開発、実証実験、商用開発を支援するスタジオ、Forgeチームリードと、スタートアップ調査・評価や、スタートアップのビジネス支援を行うアクセンチュア・ベンチャーズのコアメンバーと、メタバースのビジネス化推進チームのコアメンバーを兼務。
ハイテク・製造業向けに、業務分析・業務標準化・システム構築のコンサルティングと、中長期IT戦略・IT運用業務のコンサルティングに従事。その後、スタートアップ・最新技術・サービス調査、パートナリング、次世代サービス・製品開発を多数支援。2019年、Forge TokyoをAccenture Innovation Hub Tokyo内に立ち上げ。最近では、RFID+機械学習やARを活用した顧客体験の強化や、IoTデバイスを用いた業務サービス開発なと、多数、最新技術をユーザ体験拡張に活用するプロジェクトを推進。税理士資格保有。

Day12023.2.4 Sat.
メタバースとは何か

Day22023.2.5 Sun.
仮想空間における貨幣、経済、国家

Day32023.2.18 Sat.
バーチャル技術が変える社会

Day42023.2.19 Sun.
仮想空間における⽂化と⾝体

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