第7期受講生インタビュー〈16〉 | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第7期受講生インタビュー〈16〉

2022年12月17日 

一級建築士事務所 代表取締役

 

粟野 特に印象に残った講義を教えてください。

受講生 土井隆雄先生の『有人宇宙活動』は特にインパクトがありました。土井先生への問いとして、宇宙に行くためにはどういったリーダーシップが必要ですかとお尋ねしたところ、コマンダーというチームトップリーダーの人間力が高いのはもちろんあります。凄いのはチームの仲間が離れていても今どんな感情でいるのか?仲間がどんな行動をしているのか?見えてなくてもわかるくらいチームの仲間のことを把握している、とおっしゃったところが大変印象的でした。実際に宇宙に行かれた土井先生から直接お話を伺えたことは貴重な経験でした。

ELP受講生インタビュー

粟野 ELP全体のプログラムはいかがでしたでしょうか。

受講生 全体も素晴らしいと思います。僕は「自分を知る」という目的をもってELPを受講しました。最終日の今日も、自分が一体何者なのかっていうのはわからないままですが、わからないなりにも自分の中で一つの方向性が見えてきたと思います。一言で言うと「ELPは自分を見つめ直す場所」ですね。

粟野 ELPでの学びをこれからのお仕事や人生にどのように活かすことができるでしょうか。

受講生 ELPの学びは仕事に直結しています。仕事の仕方、スタンスが変わりました。今までは、自分のものの見方は一つしかないと思っていましたが、もっと多面的に、色々な角度で考えた方が楽しいんじゃないか、と思うようになってきました。 例えばイスラム教の講義で、過激派だけではなく、穏健派やその間(あいだ)の勢力があることも学んで、自分が今持っている当たり前の感覚を外した方がよいと気づきました。イスラム建築の依頼や、弁護士さんからの建築相談など、今までだったら断っていたような案件も新たな気付きや出会いがありそうだと思って引き受けています。

粟野 それは素晴らしいですね。では最後に、これから受講される方へのメッセージをお願いします。

受講生 ELPの可能性は無限大にあると思っています。自分の知らない自分、他人も知らない自分、その未知の自分に出会える場でもあるし、そういったものを引き出してくれる受講生の仲間や先生、事務局のスタッフの皆さんなど宝のような出会いがいっぱいあります。その扉を開けるのは、自分にしかできないので、是非その扉を開けて入ってほしいと思います。

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