第7期受講生インタビュー〈10〉 | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第7期受講生インタビュー〈10〉

2022年11月26日

人材会社 代表取締役

 

粟野:通期で受講いただきましたが、中でも特に印象に残っている講義を教えていただけますか。

受講生:ELPを受講しなければ触れることのなかった自然科学分野の先生方、中でも地震学の鎌田浩毅先生や小胞体ストレス応答の森和俊先生です。「これを伝えなければならない」という迫力や人間性に打たれました。鎌田先生は千玄室大宗匠の講義にも担当教員として参加されたのですが、 お茶室で誰よりも質問されていて、すべての物事にそのような姿勢でいらっしゃることに感銘を受けました。 森先生は、午前の講義を終えられ、受講生皆とランチをご一緒いただいた時、講義の時のご様子とは雰囲気が随分変わられ、人間的な魅力を感じました。トップを走っている方の温かみや、チャーミングさに触れられたことが、今も心に残っています。オンラインや座学だけとはまた違う余韻が、ELPという場にはあります。

受講生インタビュー

もう1つは、茶道の千玄室大宗匠やお能の金剛永謹先生など、ELPならではの御歴々と言葉を交わし、目力に触れたことです。直接お話を聞いて初めて価値の一端に触れられる。そんな感覚がありました。生涯の宝です。

粟野:ELPプログラム全体の印象をお聞かせいただけますか。

受講生:バランスと深みが想像以上に 素晴らしく、ELPの沼にはまってゆく心地よさを、1年間の流れの中で楽しむことができました。やはり、対面での講義は人間関係も深まります。そこにあるのは「目」ですね。目線、目の力、目配り。目でのコミュニケーションはオンラインではできないものです。受講生同士が人柄を理解しあったり、受講生と先生が呼応したりといった、このメンバーだからこそ共有できた一度限りの時間がありました。

粟野:ご自身のお仕事やこれからのキャリアにこのELPはどのように役に立ちますか。

受講生:とてもプラスになっています。職業柄、私は様々な方々とお会いしますが、それは、「転職をしたい」、「ここではないどこかを」と活躍の場を探している方たちです。ELPのメンバー、特に企業派遣の方々は、会社のど真ん中にいて、会社から期待されて、自分たちにもその自負がある。そのような方々の強さやぶれない姿に触れたことで、転職を希望される方のお話をもっと掘り下げて聞けるようになりました。

あとは、生涯をかけて研究をしている先生方に触れる経験を通じて、人の見方、ものの見方が変わったこと。だからこそ、「私ができることは何だろう」という問いに、もっと貪欲になった気がします。一つの講義に対して、受講生の皆のレポートが違うものになっていくことも、「私とはなんだろう」と考えるきっかけになりました。受講生の多様性を体感しながら、思っていた自分とは違う自分を発見する場面がたくさんありました。粟野さんが何回もおっしゃってくださった「安全な場所」だからこそ、皆それぞれに自分を伸ばせるのだと思います。修了してからも、7期生のメンバーや修了生のみなさんとは「安全な場所」で話し合えると思います。素晴らしいユートピアですね。

粟野:ありがとうございます。それでは最後に、これから参加される方へメッセージをお願いします。

受講生:「迷った時は1歩前へ。橘会館の門を叩け。」ですね。行かない理由はいくらでも見つけられます。学費が高い、時間がない、仕事が忙しい・・・でも、 頭にELPがよぎったら、ぜひ来ていただきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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