2019年11月23日(土)、午前の講義は京都大学大学院教育学研究科 西平直教授による『稽古と無心-「しなやかさ」の系譜』でした。世阿弥による「守破離」の思想を丁寧に読み解きながら、ハプニングに備える「型」についてご教示くださいました。
午後は龍谷大学農学部教授・京都大学名誉教授 伏木亨先生による『おいしさの構造』の講義でした。「おいしさ」とはなにか。科学にはなじまない曖昧なもの考えられてきたこの感覚を、生理・文化・情報・報酬の4つの構成要素に分け、それぞれを丁寧に分析してくださいました。
講義後は京料理「木乃婦」にて課外プログラム「京を味わい学ぶ」が開催されました。引き続き伏木先生にもご参加いただき、午後の講義で学んだ「おいしさ」の考察をさらに深めることができました。
木乃婦三代目主人 高橋拓児さんから、お料理や器についてご説明いただきながら京料理をいただく、大変貴重な時間となりました。