2017年6月10日午前の講義は、京都大学大学院情報学研究科教授、中村佳正先生による『すうがくの論理と応用』でした。数式の基本から応用まで幅広くお話ししてくださりました。数学の持つ様々な可能性と、新たな応用を獲得するおもしろさを追体験した講義でした。
午後からの講義は、京都大学公共政策大学院教授の中西寛先生による『国際政治の中の日本外交』でした。国際政治の歴史をふまえて、日本外交の現状や課題などをお話しいただきました。グローバリゼーションがもたらした今の世界の状況について、受講生からも様々な意見が飛び交い、いまの日本外交について考えさせられる講義でした。
また、講義後のリフレクションもとても盛り上がりました。
担当教員は総合生存学館教授の山口栄一先生、モデレーターは二期修了生の方々が務めてくださりました。
リフレクション後は課外プログラム「京都大学総合博物館見学」が行われました。館長の岩崎奈緒子先生に特別に館内をご案内いただき、17〜19世紀中頃にかけての世界地図を当時の歴史的背景などをふまえながら説明していただきました。
特に、当初地図に描かれていなかった「あの国」が突如幕末の地図に登場するお話は興味深かったです。貴重な資料を生で見ることができ、受講生からの様々な質問にもとてもユーモアたっぷりにお話ししてくださり、興味深い課外プログラムとなりました。