2024年7月13日(土)、京都大学ELP第9期前期・第12回の講義が行われました。
午前の講義は、京都先端科学大学人文学部 山本淳子教授による「『枕草子』と『源氏物語』の誕生」でした。
藤原道長が政権を担った摂関政治の時代に、『枕草子』と『源氏物語』がどのような必然性をもって創作され、その時代を生き延びたのかを考察する講義。歴史や人物の相関を紐解きながら、ご教授いただきました。
午後は、京都大学大学院文学研究科 平川佳世教授による『西洋美術の革新者たち』の講義でした。
「美術史学とは?」という基本をご講義いただいた上で、「絵画という体験―対立と和解」をテーマに、ある一枚の絵の受容について現存作品・関連文書・当時の政治的/宗教的/思想的文脈から、お教えいただきました。