2024年6月29日(土)、京都大学ELP第9期前期・第10回の講義が行われました。
午前の講義は、日展 名誉会員・杭迫柏樹先生の「書へのいざない」。
書体や書道史についての講義に引き続き、書の体験を行いました。受講生が書いたそれぞれの「座右の銘」について、杭迫先生がひとりひとりに手本を示しながらお教えくださいました。
午後の講義は、京都大学大学院工学研究科 建築学専攻 平田晃久教授による『〈からまりしろ〉としての建築』でした。
「建築とは〈からまりしろ〉をつくることである」という建築の原理について、何かが「からまる」余地(=「しろ」)となる〈からまりしろ〉という言葉を紐解きながらお教えいただきました。また、〈からまりしろ〉をどのように実現するか、平田先生自身の建築作品を示しつつお話しいただきました。