京都大学ELP4日間の短期集中講座『科学技術と倫理、ビジネスと倫理』を開講しました。
2日目の2月10日(土)のテーマは「科学技術と倫理」。
午前の講義は名古屋⼤学⼤学院情報学研究科 社会情報学専攻情報哲学 久⽊⽥⽔⽣准教授による「科学技術と人間の複雑な関係」。
「共進化」や「共生」、「寄生」といったテクノロジーと人間との複雑な関係について、具体例を挙げながらお教えいただきました。
続いては、京都大学 名誉教授/一般社団法人国立大学協会 専務理事 位田隆一先生による『AIの生命倫理』の講義でした。
生命倫理とはなにか、AIがこれからの医療の発展の中でこれからどのような役割を果たすか、AIが医療をどのように変えていくか、などをテーマにお教えいただきました。
2日目最後の講義は京都⼤学⽂学研究科 出⼝康夫教授と防衛研究所政策研究部軍事戦略研究室 主任研究官 橋本靖明先生による対談『軍事研究を哲学する』。「軍事技術と民生技術のボーダレス化」というの図式の拡張・一般化につながる新しい概念「ミックスドユース」の導入について、宇宙開発技術などの共用(コ・ユース)性、など、受講生も交えての活発な議論となりました。