第6期受講生インタビュー〈11〉 | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第6期受講生インタビュー〈11〉

2021年12月11日

保険会社 課長

 

粟野:特に印象に残った講義を教えてください。

受講生:宇佐美誠先生の正義論が印象に残っています。政治家やビジネスリーダーが発信するメッセージは哲学に裏付けされていなければ相手に響かない、上辺だけのメッセージはまったく響かないとおっしゃっていたのが印象的でした。正しいとはどんなことかを徹底して考える講義で、直感的に正しいと思うことを法哲学の視点から考えるとどう捉えられるのか、どのように根拠づけられるのか、別の角度から考えるとどう見えるのか、などを考える機会になりました。

受講生インタビュー

粟野:ELPプログラム全体の印象はいかがでしたか。

受講生:先生方の研究の背景や経緯についてお聞きした時、共通していたのは、物事を動かす時、人を動かす時、新しいものを作るときはHow toではなくて、感動とか衝動とか、高揚感とか人の心にインパクトを与える経験とか、そういったものが必要なんだということでした。それは、私が持たなければいけない価値観のひとつなのだと学びました。

粟野:ELPの講義がお仕事に繋がることもありましたか。

受講生:保険会社で業務しているので、安心安全な社会をつくるということを命題に掲げていますが、そもそも安心安全とは何か、というところから問うような考え方ができるようになりました。どのように、どういった問題を解決しなければならないのか、新しいものをどう創造していくのか、そういったテーマに対して、今までとは異なるアプローチや考え方ができるようになりました。新しい視点を持ち、固定観念に囚われることなく、創造的な価値や考え方を創っていく、そういった基礎をELPで学ぶことができました。私たちが本来やらなければならないこと、社会に提供しなければいけないことが別の角度から見えてくるのではないかと思っています。

粟野:これから受講される方へのメッセージをお願いします。

受講生:ELPに参加されている方は既に経営やマネジメントに携わられている方が多数いらっしゃいます。私は若年層としてまだマネジメントには携わっていませんが、若手の方も、是非参加された方がいいと思います。というのは、ELPは物事の捉え方、考え方、人間力を高める、そういった講義だと思うので、それは年齢に関係なくてむしろ若い方こそ早めに学んだ方が将来に活かす場面は多いと思います。講義一つ一つの内容が素晴らしいのはもちろんですが、ELPは全体を通して初めて完成するプログラムですので、ELPに興味のある方は是非期待を高くして参加されたらと思います。

  • Document request

    プログラムの受講に関するお問い合わせ、
    資料請求はお気軽にご連絡ください。

  • Mail magazine

    最新情報のお知らせや無料イベントのご案内をしております。ご興味のある方は是非、ご登録ください。

  • Contact

    ご相談やご質問など、お気軽にお問い合わせください。