2019年10月19日(土)、午前の講義は京都大学大嶌幸一郎名誉教授による『有機合成化学の世界』でした。有機合成の基礎知識を導入として、オゾン層破壊、プラスチック廃棄物の問題、エネルギー問題など、現在われわれが直面している課題を提示いただき、どう解決するのかを話し合いました。
午後は、華道家元池坊次期家元池坊専好先生による『いけばなと美の哲学』でした。
最初にいけばな発祥の地とされる六角堂を見学し、聖徳太子の創建からはじまるという歴史を学びました。いけばな資料館にて貴重な歴史的資料の数々を見学したのち、いよいよ池坊先生による講義です。いけばなの美しさの根底にある自然観や哲学を余すところなくご教授いただきました。また、実際に花を活ける体験を通じていけばなの神髄に触れるという貴重な時間を過ごしました。
講義後のリフレクションでは、持続可能な社会のために企業や個人がどのようなアクションを起こすことができるのか、様々な意見が交わされました。