2019年6月15日(土)、午前の講義は京都大学こころの未来研究センター特任教授佐伯啓思先生による『日本の経済社会の将来を考える』でした。経済成長至上主義は果たしていいのか、我々日本人にとって幸福とは何か、など様々なトピックについてお話しいただきました。佐伯先生と受講生が共に議論をし、日本経済の状況とその将来について考察を深める貴重な時間となりました。
午後は、京都大学大学院理学研究科教授の高橋淑子先生による『細胞の声を聞く』の講義でした。生命はどのように発生するのか、細胞分化や遺伝子の働きについてなど、発生生物学の研究を幅広く取り上げて解説していただきました。
講義後の課外プログラムでは、有斐斉弘道館代表理事の太田達先生にお越しいただき、『花街論〜聖俗の境界から〜』と題して、京都の花街の歴史や文化についてご講義いただきました。京都の街の奥深さを改めて知ることのできる、とても貴重なお話でした。