3日目の2月1日(金)は、『量子コンピューター』の日です。
まずは、大阪大学名誉教授の井元信之先生による「量子コンピューターがもたらす情報革命」でした。
量子暗号の専門である井元先生より、通信、量子暗号および量子コンピューターの最前線のお話など分かりやすく講義いただきました。
昼食後は、東北大学大学院准教授の大関真之先生による「量子アニーリングが示す社会の未来像」でした。量子コンピューターの成り立ちから実用化した際の可能性や課題までお話しいただきました。実際に目の前で量子コンピュータ(D-wave)が動くのを見せいただいたのは圧巻でした。
続いては、「量子コンピューターはいつ“もの”になるのか?」でした。本日講義を行った井元先生、大関先生と、京都大学大学院准教授の藤井哲祐先生が加わり、パネルディスカッションを行いました。モデレーターは、京都市立芸術大学准教授の磯部洋明先生です。まず初めは藤井先生より量子コンピューターがいつ既存コンピューターを超えるのかといったお話がありました。
その後パネルディスカッションに移りました。量子暗号、量子アニーリング、量子コンピューターで著名な先生方による、量子コンピューターの実用化に向けた議論はとても刺激的で興味深いものでした。また受講生からも様々な質問が飛び交い大いに盛り上がりました。
明日はいよいよ最終日です。