第4期受講生インタビュー⑯ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第4期受講生インタビュー⑯

ELP受講生Interview

2018年7月21日 メーカー 管理職

粟野 ELP全体のプログラムはいかがでしたでしょうか。

受講生 今まで多くの研修を受けてきましたが、ELPはとても特徴のあるプログラムですね。幅広く且つ深いという印象です。今までの研修では知識やスキルの習得が中心でしたが、ELPでは自分自身の内面を鍛え、さらに外側に目を向けることを意識して作られています。個人としてどう考えるかより周りも含めた個人としてどう考えるかという講義が多かったです。芸術の講義も多くありましたが、単なる興味関心で聴くレベルではなく、幅広い観点で教えていただけました。実践も新鮮で、書道を自分でやるなんて思いもよらなかったですね。

粟野 その中でも特に印象に残ったプログラムを教えていただけますか。

受講生 どの講義も大変良かったです。どの先生も思いが強く、一生懸命、信念を持ってお話しをいただきました。その中でも一番興味を持ったのは、柴田先生の太陽フレアや趙先生のAIなど、普段考えることのない壮大な内容の講義です。それが一方で、身近な危機感として自分たちの生活にどう影響するのかを考えさせられたことも印象に残っています。もう一つは芸術の講義、茶道書道などです。特に書道は先生から直に指導いただけたことは大変印象に残りました。あとは宮野先生です。宮野先生はELPの一番初めの講義でしたが、単なる受け身ではいけないという話からスタートしたのでインパクトがありました。ELPで得たいものはと聞かれた時に、私は広い視野を持ちたいと言ったのですが、そもそも広い視野とはなんぞやと問われ、ここでは受け方のスタンスを変えなければいけないと気づかされました。

粟野 現在のお仕事でELPの学びがプラスになったこと、影響があったことなどはありますか。

受講生 一つ目は、先生方ご自身の専門の枠に囚われない研究のスタンスや姿勢です。やはり、私たちも自分自身のエリアを超えることが必要となる仕事なので、その意味で研究の世界でも同じだということが分かりました。もう一つは、人と違うことに挑戦されていることです。問い続けることも大事ですし、今あるものが答えであり正解ではなく、それを更に突き詰める、そして躊躇せずにやってみるというスタンス、これが仕事にも通じると思いました。変えようとする姿勢を持ち続けることは、私たちの年代も含め若い世代にも伝えていくべきです。会社においても皆を引っ張っていけるようなものの考え方や行動を学べたと思います。

粟野 最後にこれからELPに参加される方々にメッセージをいただけますでしょうか。

受講生 課題図書を頑張って読まなくてはいけないのでしんどいところはあります。ただそれ以上に、普通のセミナーなどでは絶対に聞けないような講義に触れられるのはすごく大きいと思います。先ほども言ったように、その道のプロが突き詰めていかれている姿勢を学べることはすごくいい機会です。受講生の方々も、金融やメーカー、事務系もいれば技術屋さんもいるという幅広い中で、目から鱗な部分がたくさんありました。メンバーもみな積極的で前向きな方々が多かったです。プレッシャーも感じましたがいい刺激になりました。私は半期の受講でしたが通期行けるのであれば行った方がいいですね。

粟野 今後もELP倶楽部を通じて繋がりを深めていっていただきたいと思っています。本日は貴重なお話をありがとうございました。

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