2018年11月24日(土)午前の講義は、京都大学大学院総合生存学館准教授のマルク=アンリ・デロッシュ先生による「比較思想」でした。仏教における智慧について、そして、情報化時代のこころの問題から近年のマインドフルネスブームに至るまで多岐に渡ってお話しいただきました。
講義後は、2階の和室へ行き、受講生全員で瞑想体験を行いました。フランス人のデロッシュ先生が語る仏教の切り口に受講生も興味津々に聞き入っていました。
午後からは橘会館から六角堂へ場所を移し、華道池坊次期家元、池坊専好先生による華道の講義を受けました。池坊発祥の六角堂の案内をしていただき、資料館にて貴重な資料を沢山見せていただきました。
その後は、池坊専好先生による「いけばなの美と哲学」でした。いけばなの歴史から、完璧さや華やかさだけではない、儚さや完璧ではないものを美と捉えるいけばなのこころについてお話しいただきました。
また、池坊先生が実際にお花を生けられる実践も見せていただきました。
その後、好きな花材と花器を選び、受講生各自がそれぞれのテーマでお花を生けました。それぞれの個性が出てとても面白い作品の数々となり、いけばなの魅力に引き込まれました。
いよいよELPも終盤に向かってきました。来週も続きます。