2018年11月10日(土)午前の講義は、妙心寺退蔵院副住職の松山大耕先生による「禅と日本文化」でした。禅の視点から「リーダーシップ」「人の育成」について様々な例を用いながらお話いただきました。
講義後は座禅体験をし、その後庭園鑑賞をしました。また、お茶をいただきながら松山先生との対話を行ない、禅と日本文化を体感した時間となりました。
午後の講義は、京都大学総合博物館館長・教授の岩崎奈緒子先生による「世界の見方が変わる時」でした。鎖国時代に日本人は世界をどう見ていたのか、という問いから、近代における日本史を当時の世界地図を見ながらお話いただきました。私たちが知っている日本史とは異なった角度から見た話が興味深く新たな発見となりました。
特別プログラムでは、京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之先生に案内いただき、「福井謙一博士生誕百周年記念展示」を見学しました。フロンティア軌道理論をはじめとする福井博士の業績や発見を導き出したメモが展示されていました。また、化学式の写経などユニークな展示も数多くありました。展示を見ながら塩瀬先生に分かりやすく且つ楽しく解説いただきました。
午前は退蔵院 妙心寺での講義、午後は京都大学博物館へ行ったりと充実した1日となりました。