第4期受講生インタビュー③ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第4期受講生インタビュー③

ELP受講生Interview

2018年7月21日 金融 管理職

粟野 プログラムの中で特に印象に残った講義を教えてください。

受講生 印象に残った講義には、実技を伴うもの、哲学的なもの、社会学的なもの様々ありますが、特に実技の講義が一番面白かったです。中でも杭迫先生の書道の講義は印象に残っています。自分が書いたものに対して直接指導いただき、経験したことのない書の世界に触れ新鮮な感動を覚えました。また先生が言われた「人が書に表れる」「文章の意味を書に表す」ということを実体験できたことが良かったです。
また、大石先生の憲法や中西先生の政治の講義は、日本について考える大きなテーマでした。そこから自分自身の会社ではどうなのか、自分のグループではどうなのかと現在の自分と結び付けて考えることができ、マネジメントを新たな切り口から捉えるいい機会になりました。他の講義でも、自分自身の仕事との繋がりを感じながら聴いていました。組織論、リーダーシップ論など色々な切り口から学ぶことができました。
大学時代には響かなかったことが、社会経験を積み管理職となることで、色々な意味で響いてくると思っています。

粟野 ELPでの学びが現在のお仕事にどのように活かせたり、役に立ったりしていますか。

受講生 まず、視野が広がったと思います。講義もさることながら、ここで出会った様々な会社の方々から、指導方法や他部門との関わり方など、多くの有益な意見交換ができました。
また、指導できる範囲の広がりも感じています。心理学の吉川先生の講義で、相手の目線に立つ話がありましたが、早速その手法を取り入れることで、指導の際に相手のことがより理解できるようになったと思います。

粟野 最後に今後ELPを受講される方々へメッセージをいただけますか。

受講生 一つ一つの学問のテーマ自体は直接的に仕事には関わりませんが、先生と対話をすることで、様々なテーマについてより深く考えることができ、その本質に触れることができます。講義前に教科書を読んだり講義によっては事前課題があったりと、少々大変なところはあります。しかし、社会人になってから、純粋に学問についてディスカッションする機会はあまりないと思いますし、得られるものも大きいのです。参加する意義は大いにあると思います。これからもイベントなど継続的に参加したいと思っています。

粟野 今後もELP倶楽部を通じて繋がりを深めていっていただきたいと思っています。更にモデレーターとしても是非ご参加ください。本日は貴重なお話しありがとうございました。

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