2018年6月30日(土)午前の講義は、京都大学名誉教授、佐伯啓思先生による「日本の経済社会の未来を考える」でした。先生の提唱する脱経済成長至上主義の思想について詳しく解説いただき、歴史的背景を踏まえたうえで、今後の日本社会の将来を考えることの重要性についても語っていただきました。その後のディスカッションでも様々な意見が出て盛り上がる講義となりました。
午後の講義は、名古屋大学名誉教授の山本尚先生による「民族性と科学技術のジレンマ」でした。世界諸国の国民性、イノベーションについて、先生が現在取り組まれているペプチド医薬品のお話しなど多岐に渡ってお話しいただきました。山本先生の人生論をお聴きする貴重な講義となりました。
リフレクション後は、特別プログラム「若手研究者交流会」でした。京都大学に所属している様々な分野の研究者の方々を集め、それぞれの研究者によるポスターセッションを行ないました。運の研究、魚、地下探索など、京都大学ならではの個性的な研究分野に受講生と共にとても盛り上がる交流会となりました。
担当教員は学際融合教育推進センターの宮野公樹先生が、モデレーターは2期修了生、3期修了生のお二人に務めていただきました。