2018年5月19日(土)午前の講義は、京都大学名誉教授 藤田正勝先生による「京の知-京都学派の哲学を中心に」でした。
講義では、西田幾多郎をはじめとする京都学派とは何か、京都学派と禅との繋がり、「場所」や「無」の概念について、などの話がありました。グループディスカッションでは、先生が各グループを回りながら個別に質問に答え、哲学・自己について考えるとても内容の濃い講義となりました。藤田先生には昼食会にもご参加いただき、受講生との間で引き続きディスカッションが続いていました。
後半は、京都大学情報環境機構の土佐尚子先生による「アート・イノベーション-リーダーに必要なアート力を身につける」でした。
土佐先生の講義では、事前に「新たな価値創造」というテーマでいくつかの課題が設けられており、受講生一人一人が発表を行いました。アートには人の心を変える力があり、イノベーションを起こすことができるという言葉がとても印象的でした。また、日本文化やアートの歴史、先生の作品なども観ることができ、土佐先生の生きがいを語って頂いた、とても熱い講義となりました。
受講生はみな、土佐先生の作品に見入っていました。
講義後のリフレクションも盛り上がり、2018年度最初の橘会館での講義もとても実りの多い1日となりました。