2017年11月11日午前の講義は、京都大学情報環境機構教授の斉藤康己先生による「インターネットとセキュリティとAI」でした。講義の前半はセキュリティとインターネットについて、後半は、AIについてお話をしてきました。必要不可欠なインターネットですが、コンピューターウイルスや不正アクセスなどの問題などもあり、改めてインターネットのリスク、セキュリティ強化の重要性について認識させられる講義でした。
午後の講義は 京都大学大学院情報学研究科教授、西田豊明先生による「人工知能」でした。AIの歴史、最新のAI事情と将来の可能性まで広くお話しいただきました。
また、「自分と人工知能の関わりについて」というテーマで出された、事前課題のレポートの上位の方々による発表が行われ、それに対しての議論が多いに盛り上がりました。近年の社会的なAIブームもある一方、AIが人間の脅威になりうるのかという議論もよく聞かれます。AIは利便性のために、人間が使いこなせる範囲にとどめるべきであることを気づかされた講義でした。
モデレーターは、第二期修了生のお二人が、担当教員は、総合生存学館准教授の磯部洋明先生が務めてくださりました。
また講義後は、特別プログラム『若手研究者異分野交流会』が行われました。学際融合教育推進センターの宮野公樹准教授主宰により、学内でもとんがった研究をしている若手研究者7名のポスターセッションが行われました。様々なユニークな研究をされている研究者との話は多いに盛り上がり、夜まで話が尽きませんでした。