2017年10月28日午前の講義は、政策のための科学ユニット教授のカール・ベッカー先生による「日本人の死生観の行方」でした。講義は2部制になっており、前半は循環型社会について、後半は死生観をテーマにお話しくださりました。先生は日本のこころを深く理解されており、日本人の経験智や伝統的価値観を取り戻すことの重要性を熱く語っていただき、改めて日本のこころに気づかされるような講義でした。
午後の講義は、総合生存学館教授、光山正雄先生による「グローバルな人類の脅威としての感染症」でした。感染症について過去から現在までの様々な実例をもとに丁寧に解説くださりました。近年の新たな感染症も出てきていますが、感染症やウイルスに対する思い込みをなくし、正しい知識を持つことの重要性を再認識させられた講義でした。
また、講義後のリフレクションも多いに盛り上がりとても実り多い一日となりました。
モデレーターは、第三期修了生のお二人が、前半の担当教員は、学際融合教育研究推進センター 准教授の宮野公樹先生が、後半の担当教員は総合生存学館教授の山口栄一先生が務めてくださりました。