2016年7月9日午前の講義は、書道家、杭迫柏樹先生による『文字の美しさは―国の文化のバロメータ』でした。東洋芸術の第一であった書の過去から現在をお話しいただきました。字は心でありその人となりを表す。書という一つのことを極めた先生の生き様を見せていただきました。
受講生の皆さんも久しぶりの書道を楽しみながら先生のご指導のもと座右の銘を書き上げました。
午後の講義は、京都大学大学院理学研究科教授の高橋淑子先生による『細胞の声を聞く』でした。発生生物学の視点から、動物発生にみる細胞の社会を学び、生命の本質に迫りました。常に探求心を持ち、研究し続ける高橋先生のパワーが感じられるとても刺激的な講義でした。
モデレーターは第一期修了生が務めてくださいました。
講義後のリフレクションタイムではそれぞれの意見を出し合い、討論することで考察を深めました。
リフレクションの後には、思修館学館長の川井秀一先生による祇園祭のお話『船鉾を支える』が行われました。
川井先生のお話の後は思修館の学生を交えての交流会も開催されました。