第1期受講生インタビュー⑧ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第1期受講生インタビュー⑧

ELPs受講生Interview 2015年12月12日
建設 代表取締役社長

粟野 特に印象に残ったプログラムを教えていただけますか。

受講生 それぞれ印象に残っていますので甲乙つけがたいですね。私は経営哲学を深めたいという目的でELPを受講しました。その意味では、全てのプログラムを一級の食材で揃えていただきました。我々は料理人で、あとはその腕次第という感じですね。その中でも日頃接する機会の少ない講義は印象深く良い経験になりました。実技を伴うものはなかなか受ける機会がないですから。

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粟野 今のお話から、芸術系のプログラムが特に印象に残っているのでしょうか。

受講生 そうですね。やはり書道茶道は、今まで講義を受ける機会はなかなかありませんでした。また、藤田正勝先生の京都学派の哲学の講義からは新しい視点をいただきました。元々の目的が経営哲学を深めるということもあり得たものは大きかったです。これから先は私の技量次第、努力次第なので、是非経営に活かしていきたいと思っています。

粟野 ELPで得られたご経験は他にも何かございますか。

受講生 受講生メンバーの間で仕事の繋がりもできました。これからまだまだ生まれると思っています。そんな繋がりができたことに感謝しています。

粟野 まだまだこれからいい料理ができそうですか。

受講生 そうですね。これだけいい食材を使えば、料理人の腕は悪くてもいいものができるんじゃないかな(笑)。

粟野 皆さん、腕利きの料理人です(笑)。Aさんは、今後ELPで学んだ知恵や知識、ご経験をどう活かされますか。

受講生 経営者は幅広い知識が必要とされますので、京都大学の先生から第一線の研究について学んだこと、その知見を得たことは何より大きかったです。公表されてないような貴重な情報や、プロフェッショナルである先生方から今までの研究の取り組みや苦労話をお聴きできたことは、我々の事業に活かすことができます。

粟野 最後にこれから入って来られる皆さんへのメッセージをいただけますか。

受講生 私は経営哲学を持つことは重要なことだと思っています。ELPには、京都学派の哲学の講義がありますので、是非学ぶきっかけにしてください。『西田幾多郎 −無私の思想と日本人−』の中で著者の佐伯啓思先生が「哲学は最も深い常識でなければならない」とおっしゃっています。我々もこのELPを始まりとしてまだまだ勉強しなければならないなと感じています。

粟野 まさにELPが哲学を深める場にもなるわけですね。

受講生 そうですね。私にとって貴重な示唆をいただいたという感謝の気持ちでいっぱいです。

粟野 是非今後もELPに引き続き関わっていただきたいなと思っています。どうもありがとうございました。

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