2015月10月10日、京都大学エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラム by 思修館(京都大学ELPs)の後期始業式・入学式が開催されました。新たな受講生も加わった新鮮な雰囲気の中、皆さん真剣な面持ちで式に臨まれました。
ELPsの講義とはいかなるものか。その本質について、総合生存学館長・川井秀一先生よりお話いただきました。
入学式終了後、合宿研修のため堀場製作所研修センター・ファンハウスに場所を移し、後期第1回目となる、学際融合教育研究推進センター准教授の宮野公樹先生による『導入ワークショップとしての学問論』が開講されました。
それぞれの参加動機を詳らかに書き出し、受講生同士で議論することによって自己認識を新たにして、後期の講義を受けるための「構え」を知る時間となりました。
合宿に参加した総合生存学館の先生方も、グループワークに参加してくださいました。
講義終了後の懇親会は終始和やかな雰囲気で、夜が更けるまで話題は尽きませんでした。
翌10月11日の講義は、総合生存学館教授・泉拓良先生による『人類はなぜ文明を持ったのか』です。先生が携わってきた遺跡発掘の資料を振り返ることで、歴史学的な研究方法の本質を教示していただきました。ホモ・サピエンスとネアンデルタール人に関する刺激的な考察に、皆が引き込まれました。
モデレーターを務めるのは、本プログラムのプロデューサーである総合生存学館教授の山口栄一先生です。
教員と受講生がともに時間を過ごすことができる、大変有意義な合宿研修となりました。これから3か月間にわたって行われる後期講義への期待がさらに高まる2日間でした。