第1期受講生インタビュー② | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第1期受講生インタビュー②

ELPs受講生Interview 2015年7月18日
メーカー 管理職

粟野 プログラムの中で、特に印象に残った講義を教えていただけますか。

受講生 全プログラムすごく面白いですね。先ず宮野公樹先生山口栄一先生の導入から興味を持ちました。私は元々が技術系なので、理系の講義は知識として興味がありましたし、芸術科目は今まで体験したことがなかったので良かったです。文系の講義は、すごく苦手で今まで知識を持とうという気になりませんでしたが、最先端の先生に分かりやすく講義をしていただいてためになりました。個人的に一番印象に残っているのは、2つありまして、1つは山極壽一先生の講義、もう1つは杭迫柏樹先生の書道です。書道は昔から苦手でしたが、先生の指導で見違えるようになったことは非常に面白い体験でした。書というのは、字を書くだけではなく色々な表現方法の1つということ。我々は技術や製品で表現しますが、書で表現することのすごさに感銘を受けました。

粟野 ありがとうございます。全体を通して得られた学びや経験を教えていただけますか。

受講生 今回は、根本を学ぶことに常に思考が向くよう意識していました。どの先生も最初は専門領域の話から入りますが、理解を深めていくと結局問題としていることはよく似たところがあります。例えば、地球環境の問題に対して我々がやらなければならないことであったり、現在の限界であったり。人類が今戦っているのは、最初の人工知能の話であっても、山極先生のゴリラの話であってもよく似たところがあります。八思を学ぶことで、それを感じることが一番だと思っています。日々仕事をしていますと、細かい問題ばかりに意識がいってしまい、ゆっくり大きなことを考える機会がありませんでしたが、今回のプログラムを通して、そのような時間を持てたことが貴重な体験だと思っています。

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粟野 ありがとうございます。これからNさんはリーダーとしてキャリアを歩んで行かれると思いますが、ELPをどう活かすことができますか。

受講生 私も会社でリーダーという役割をしていますが、日々課題を感じたり、成長しないといけない場面に出会ったりしています。そこで、課題は課題としてクリアしないといけませんが、一旦引いて大きな視点で見る、一瞬無関係だと思えることに対しても、興味を持ち、色々な人と話してみる。これはプライベートでも会社でも使えることだと思います。グローバルリーダーは、それをしっかり心の中に落ち着いて持っている。どっしり構えていつでも使えるようにしておくのがリーダーとしての役割だと感じています。

粟野 ありがとうございました。新しい受講生にメッセージがあればいただけますか。

受講生 私も毎回心がけていますが、できるだけ積極的に参加することだと思います。最初に会社から行って来いと言われて、土曜日出ないといけないとか、ネガティブに考えがちですが、最初から心に決めて積極的に先生と交わる、他の受講生と色々会話して一つでも吸収しようとすることが大事です。逆に、自分の発言が相手のためになること、思考を助けていることがよくあります。非常にいいプログラムなので、参加した方はこの機会にどんどん積極的に参加してほしいです。間違いや正解はこの講義にはありませんし、点数もつけられることはないので、合格とか不合格も最初の面接だけだと思いますので(笑)だからそこを思い切ってやってほしい。あまり会社を背負うこともないので、楽しみつつ成長しつつ。私のキーワードで言うなら「積極的に参加」することを勧めます。

粟野 とても貴重なお話を、ありがとうございました。修了後も引き続き、思修館倶楽部を通してお付き合いいただきたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。

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