2015年6月20日午前は、藤田正勝先生による『京都学派の哲学』の講義から始まりました。京都大学で教鞭を執った西田幾多郎を中心とする京都学派の哲学について、その特徴である「無」を軸としてご教授いただきました。
午後は、かつて西田幾多郎の高弟・森本省念が塾長を務めた長岡禅塾に場所を移し、北野宗通(大雲)新命老師による『禅』の講義が行われました。
『己事究明』つまり本当の自己とはどういうものであるかをはっきりさせることが、禅の修行において大切なものあるという講話を伺ったのち、誦経、坐禅(2炷)、庭掃除の作務を行いました。